親はツラいよ
10月5日、学習支援室では今年度第2回目の「親の会」が行われました。
今回集まったのは中学3年生の子をもつ親御さんたちです。
受験の時期が近づき、どのご家庭の親御さんも、複雑な受験システムに首をかしげ、思春期に入る子どもとのコミュニケーションに難しさを感じ、高校進学で決断を迫られることも多く、頭の痛い毎日です。
日本生まれ、日本育ち、親が日本人の私にとっても、東京の受験事情は複雑怪奇です。(田舎の学校選びは単純でよかった!)
今回は、たとえば滑り止めとして多少なりとも私立高校を受験する可能性があるかどうかを判断してもらうため、主に私立高校に進学した際の経済的なサポートにどのようなものがあるかをご説明しました。
当日の資料はこちらをご覧ください。
土曜日の午後4時半にスタートした「親の会」は、予定時間の6時どころか7時になっても終わらず、結局8時近くまで続きました。
通訳をしてくださっていたLさんも、最後は口の中がからからになって、うまくお話ができないほど・・・。
「子どもが親には何も話してくれない」
「この間、子どもと一緒にさぽうと21に来たら、それまで親には一言も話したことのないような話をするので、その時、初めて子どもの考えていることがわかった」
「成績が悪かったときはまだ良かったが、成績が少し良くなったら、親の忠告には耳を貸さなくなった」(これは周りから「ぜいたくな悩みだ」との声多数)
「子どもには、「パパやママに話したって、どうせ何も分からないだろ?」と言われる」
「親は親として毅然とした態度で望まないと、現状は改善されない。親が子どもに負けちゃいけない。」
「学校の先生も40人近い生徒がいるのに、本当に子どもの話をよく理解してくれるのだろうか。自分の日本語では、そこが先生に伝えられない・・・」
親の思いは万国共通。
これから、さらにツラい日々が続くでしょう。
最後に一つ皆で確認。
「日本社会の一番いいところは、15の時、18の時に仮に思い通りにいかなくても、仮に自分の道が見えなくても、本気でやりたいと思う時期が来たら、いつでもやり直しができること。」
・・・などと語り合っている間、あまりに皆さん真剣で、写真を撮るチャンスを逃しました。
以下は、第1回の様子です。