さぽうと21とは

沿革

社会福祉法人さぽうと21の歩み

1979
相馬雪香(当時67歳)が 「インドシナ難民を助ける会」を設立。(1984年「難民を助ける会」に名称変更)
相馬 雪香(そうま ゆきか)1912年 東京生まれ。67歳ときに、難民を助ける会の前身である「インドシナ難民を助ける会」を設立。2008年11月に96歳で没するまで、社会福祉法人さぽうと21、姉妹団体の認定NPO法人難民を助ける会の会長として、支援活動に携わったほか、様々な市民団体等の要職を務め、世界各地で活躍した。日本初の同時通訳者。「憲政の父」と言われる尾崎(咢堂)行雄の三女 。
1982
難民救援奨学金制度(現 ・ 生活支援プログラム)が発足。10人の在日難民学生に支援開始。
第1回「がんばれ!難民のつどい」夏期合宿を開催。(以後、2000年までに21回実施。2001年からは「夏期研修会」に名称を変え、さぽうと21が実施している。)

1983

難民子弟へ教科補完教育をする「難民塾」(現 ・ 学習支援室)を開設。

在日インドシナ難民奨学金給付学生文集『私の始まり』を刊行。その後1995年まで文集を刊行。

1984
会の名称を「難民を助ける会」に変更。
三菱銀行国際財団の助成で「難民問題研究フォーラム」を月1回開催(国連難民高等弁務官駐日事務所 [UNHCR] ・外務省 後援)。
横浜に小中学生のための難民塾「ひまわり」を開設。小学生を対象に補完教育を行う(1994年まで)。
1985
『インドシナ難民来日十周年記念 在日インドシナ難民奨学金給付学生文集 私の十年 ―いままで これから』刊行。
1986
生活相談室(現 ・ 相談事業)開設。
インドシナ難民運動会(難民オリンピック)を開催。300人のインドシナ難民が参加。
新宿駅南口に難民塾「太陽」を開設。400名以上の日本語ボランティアが在日難民やその他外国人1000人以上に、1対1で日本語を指導(2000年にさぽうと21学習支援室に引き継ぐ)。
1987
『在日インドシナ難民奨学金給付学生文集 私と日本』刊行。
第1回難民日本語スピーチコンテストを開催。以後、2000年まで計14回に渡り、継続実施。
1988
ベトナム難民コンピューター愛好会が活動開始。就職活動に有利になるよう自主的に発足した。
新宿「太陽塾」にて、母語の文化と言葉の継承のための「カンボジア語講座」を開催。
1989
「難民相談室」を設け、個々のケースの改善と進学・就学相談に対応する。
インドシナ、アフガニスタン難民学生91名に難民救援奨学金を給付。
1990
五反田に難民子弟への教科補完教育のための「ゆうあい塾」を開設(2000年にさぽうと21学習支援室に引き継ぐ)。
1992
社会福祉法人さぽうと21(名誉会長 相馬雪香)設立。さぽうと21生活支援金」の給付制度を開始。日本に住む難民やその子弟、元外国籍の方や日系定住者の子弟等の中で、特に生活困窮度の高い学生を対象としている。
1995
阪神大震災で被災した外国人(難民を含む)を対象に「サニーちゃん基金」を設立し、無利子貸付を開始。返済を求めず、単身者20万円、家族のある人40万円を基本に、約350名に対し、総額1.2億円の支援を行う。
阪神大震災における被災者の 支援活動等に対して、厚生労働大臣より感謝状が授与された。

2000
さぽうと21の学習支援室開設。「ゆうあい塾」の業務を引き継いでの誕生。
2003
吹浦忠正が理事長に就任
2005
アジア福祉教育財団難民事業本部(RHQ)の委託を受け、RHQの運営する難民認定申請者緊急宿泊施設の連絡人業務を行う。
坪井一郎 ・ 仁子学生支援プログラム」を開設。将来、日本および海外諸国において活動できる優秀な人材の育成が目的。
2006
12月
さぽうと21交流会」(現 「支援生による研究報告会」 ・ 以後、毎年年末に実施)を虎ノ門パストラルにて開催。
2007
6月
難民フットサル大会の開催に協力。
学習支援室にて、日本語指導、学校教科指導に加えて、パソコン指導を再開。
10月
三菱銀行国際財団の助成を受け、YMCAアジア青少年センターにて「秋期研修会」を開催。
2008
11月
11月8日 : さぽうと21名誉会長 ・ 相馬雪香 永眠(享年96歳)
UNHCR委託事業「難民・庇護希望者のための集中日本語コース」実施(2009年度完了)。
2010
10月
日本郵便年賀寄附金配分事業として、国連大学エリザベス・ローズ会議場にて外部向け学習発表会「共生社会への実現に向けて、その現状と課題」を実施。
2011
2月
火事で罹災した学習支援室の受講生への募金活動を実施。
3月
3月11日 : 東日本大震災発生
AAR Japan [認定NPO法人 難民を助ける会] と協力し、東日本大震災関連支援事業を開始。
日本郵便年賀寄附金配分事業として、日本に在住する外国人向けに「地震と放射能についての多言語通訳付き緊急セミナー」を目黒、渋谷にて各1回実施。
5月
東日本大震災チャリティコンサート「故郷」 (5月20日) を開催。コンサートの純益と、指定ご寄付を元に、被災地の学校に楽器を寄贈。
8月
宮城県仙台市や石巻市などに居住/避難されている被災者の方々約800人をご招待し、エリック・オービエ氏と仙台フィルによる心のコンサート<希望> (8月5日) を開催。
2012
8月
日本郵便年賀寄附金配分事業として「2012年度 夏期研修会」を実施し、宮城県の被災地にてボランティア活動を実施。

12月
日本郵便年賀寄附金配分事業として「在日難民などが語る 『今、日本社会に伝えたいこと』」を開催。
2013
3月11日
東日本大震災における被災者の 支援活動等に対して、厚生労働大臣より感謝状が授与された。
2014
12月20日
当会の前身である 「 インドシナ難民を助ける会 」 からの活動をまとめた 『 ~外国出身者への支援~ 36年目からの挑戦 』 を出版した。
2015
8月
独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業 として、「外国にルーツをもつ学生の 『 働き方 』 発見セミナー」 を開催。
 
同 助成事業 の一環で、これまで支援してきた卒業生の声を掲載した団体紹介パンフレットを作成した。

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