エリックオービエ氏と仙台フィルによる心のコンサート＜希望＞

2011年08月10日（水） イベント

本イベントは終了しました。 現在はお申込みを受け付けておりません。

 

修復が終わったばかりの仙台市青年文化センターにて

仙台市や石巻市などに居住または避難されている罹災者の方々をご招待して、8月5日、修復が終わったばかりの仙台市青年文化センターにて、入場無料のコンサートを開催いたしました。

 

世界最高峰のトランペット奏者の一人エリック・オービエ氏と、震災後音楽の力を通じて人々の絆を深める活動をしてきた仙台フィルハーモニー管弦楽団による、復興への祈りを込めたクラシック・コンサートとなりました。

 

 

また、当会が楽器を寄贈した石巻好文館高校の吹奏楽部の皆さんも、水色のユニフォームで出演し、「希望の帆」など、2曲を演奏してくださいました。

交通手段がない被災者の方々のために送迎バスをご用意し、また託児の施設を用意しました。約800席のホールは晴れやかな表情を浮かべた多くのご来場者で埋め尽くされました。

 

 

会場では、「ロミーズ・パッチワークスクール」（川嶋ひろみ先生主宰）の皆さまが作られたカラフルなきんちゃくの配布を行い、想いの詰まったきんちゃくを手にされた方々から、大変好評をいただきました。

 

 

 

当日の様子については「活動アルバム」をご覧ください。

 

出演者プロフィール

エリック・オービエ（トランペット）

1960年パリ生まれ。パリ国立高等音楽院の名トランペット奏者モーリス・アンドレのクラスにトランペット科最年少の14歳で入学。16歳でプルミエ・プリ（卒業試験の最高位）を獲得。

卒業後数々の国際コンクールに入賞。19歳でパリ・オペラ座管弦楽団の首席奏者に就任。

1995年以降、ソリストとして世界各地の著名オーケストラや指揮者との協演を続け、また多彩な国際コンクールに審査員として招かれる。

名実共にフランスを代表するトランペット奏者であり、南米では彼の名がついた「エリック・オービエ・ コンクール」も開催。

現在は、フランスのリュエイユ・マルメゾン国立音楽院で教鞭を執る。

作品数は100曲以上、CDは20枚以上に及ぶ。最新のアルバムは、辛口で知られる『レコード芸術』（7月号）で絶賛を浴びている。

 

 

 仙台フィルハーモニー管弦楽団

1973年に創立。仙台市青年文化センター・コンサートホールでの年間9回18公演の定期演奏会を中心に、年間120公演にわたり東日本各地で活動を展開している。

2010年10月の第250回定期演奏会（ドビュッシー：歌劇「ペレアスとメリザンド」）での高い評価や、仙台国際音楽コンクールでのホストオーケストラとしての貢献などが目覚ましい。

映画「劔岳　点の記」（2010日本アカデミー賞で最優秀音楽賞）では音楽を担当した。常任指揮者にパスカル・ヴェロ、正指揮者に山下一史、首席客演指揮者に小泉和裕が就任している。

2011年の大震災により、予定していた演奏活動のほとんどが中止となったが、「音楽の力による復興センター」を立ち上げ、つながれ心・つながれ力を掲げて、音楽を届けながら絆を紡ぐ活動を展開している。

定期演奏が7月から再開した。

 

松本　宏康（指揮）

東京都生まれ。2003年仙台フィルハーモニー管弦楽団指揮研究員に、2006年には副指揮者に就任し、指揮者としてのキャリアをスタートさせる。

2009年沖縄で新設されたプロ・オーケストラ「琉球フィルハーモニー管弦楽団」の指揮者に就任し、沖縄におけるクラシック音楽の発展に力を注いでいる。2010年には韓国政府主催による音楽祭に招聘され好評を博した。

これまでに仙台フィル、群馬響、山形響、東京佼成ウインド、東京吹、シエナ・ウインドなどへ定期的に客演指揮しており、今注目される若手指揮者の一人である。

現在、琉球フィルハーモニー管弦楽団指揮者、洗足学園音楽大学講師。

 

 

イベントの詳細

日　時	2011年8月5日（金） 午後2時　開演　（午後13時15分 開場）
会　場	仙台市青年文化センター ※7月末までに修復完了 　（仙台市青葉区旭ヶ丘 3-2７-5）　　 　◆ バスの送迎 　 石巻市から送迎バスもご用意しております。 　◆ 託児スペース  会場内に託児スペースを準備いたします。
料　金	無料　（全席自由）
主　催	社会福祉法人さぽうと２１
共　催	認定NPO法人 難民を助ける会