私の将来の夢は・・・
7月24日にスタートした「夏休み集中学習支援教室」は、明治学院大学「内なる国際化プロジェクト」と一般財団法人柳井正財団、そして社会福祉法人さぽうと21の協働事業です。
子ども達の基礎学力の向上を目的とし、皆の将来の選択肢がより多くなることを願って、大勢の方々のお力添えで、昨年度の夏休み、春休みに続き、今年の夏も開催可能となりました。
2年前の夏休みなら、きっと昼近くまで眠り、ゲームとテレビで一日を終えていたであろう中学生が、10時から17時まで、「勉強」に励んでいます。
折り返し点とも言える8月9日には、柳井正財団理事長のお話を拝聴すべく、六本木のユニクロ本社をお訪ねしました。
自由に質問をさせていただく時間には、「柳井さんは中学生の時、どんな部活に入っていましたか」「柳井さんはどうしてさぽうと21(の僕たち)を応援してくれるのですか」「自分は社長になりたいのですが、今、何をすればいいですか」などなど、皆、照れたり恥ずかしがったりせずにさっと手をあげ、質問しています。
柳井理事長が退室された後は、明治学院大学の学生さんたちが、レクリエーションタイムを仕切ってくださいました。
外国人にもやさしく、分かりやすく情報を提供してくれる「ピクトグラム」をテーマに、クイズ形式で進めてくださり、子ども達はとても楽しげに参加していました。
最後のお題は、「ユニクロのロゴを考えてみよう!」
今回、何より立派だったのは、小学6年生の3人です。
柳井理事長の前で、かわいらしく、礼儀正しく、しっかりとそれぞれが書いた作文を読み上げました。
それぞれの作文の一節です。
「私の将来の夢は、難民の人達やご飯を食べれない人達を助ける仕事につくことです。まだ細かく自分で何ができるか分かりませんが、とにかく人の事を助ける仕事につきたいです。そのためには勉強をがんばります。」
「私の将来の夢は花屋さんになることです。国にいた時も家のまわりに花を植えました。花に水をあげると、元気な姿をみせてくれて、私も元気になりました。そして花屋さんになったら、お客さんとコミュニケーションをとりながら、私が花からもらった元気をお客さんに伝えられるようにしたいです。」
「わたしの将来の夢は、医者になることです。自分の国では多くの人が戦争などで苦しんでいます。医者が少ないので手当てができずに亡くなってしまう人が多いのです。そんな時、私は医者として助けたいです」
まだまだ彼ら彼女らには、長い長い将来への道が続きます。
「人生でいちばん悔いが残るのは、挑戦しなかったことです。新しい可能性に挑んで、失敗したことではありません。」(柳井正)