6年
2月11日は祝日のため、学習支援室は縮小開催。小中高生中心に学習支援が行われました。
希望していた看護系の大学に進学を決めたTちゃんが、わざわざ報告に来てくれました。長い受験の戦いがようやく終わり、さっぱりとした、晴れ晴れとした笑顔でした。
中学1年生。6年前、お母さんと来日した彼女は、それから毎週、さぽうと21に通ってきました。
中学3年生になって、進路の相談をした時、「在京外国人枠」(来日から3年未満の外国出身者対象の特別入試制度)では、自分の進みたい医療系への進学は難しいからと、一般受検の道を選びました。
以下のブログのTちゃんです。
高校に入り、学業での悩みも色々あっただろうと思いますが、高校2年生の終わりには、「私、看護師になります」と自分の目標を口にするようになりました。
以下のブログにある「先輩の話を聞く会」にも参加し、先輩の話を一生懸命聞いていました。記録の中の「高校生Bさん」です。
「難民高等教育プログラム」(UNHCRによる難民対象の特別入学制度)では、自分の進みたい看護系への進学はできないからと見向きもせず、また、一般受検の道を選びました。
何度も何度もとても苦しそうでしたが、センター試験に向けて全力で取り組みました。この1年、休みらしい休みはなく、学校があってもなくても「毎朝6時前に起き、ぎりぎりまで塾でも学び、帰宅するのは夜の10時すぎ」という単調で辛い毎日を続けました。
そのかいあって、センター試験では、英語は満点に近いような高得点、他の科目でも驚くほど立派な点数をとっています。
そして、センター試験の直後に、こんな文章をしたためています。
「去年は夢を追いかける準備をする年、今年は夢を追いかける一番最初の年にしたい。今の時点で自分がどの学校に進学するかは決まっていないが(注:当時)、ひとつはっきりと言える事は、春から自分の学びたいことを学ぶ、キラキラした私がもうすぐ目の前に見えているということだ。これからも支えてくれている人に感謝し、自分が夢を叶えた時に恩返ししたいと強く思っている。」
来日から6年がたちました。