「そうだ」「そうか」「なるほど~」 ~ボランティア勉強会・小川郁子先生をお迎えして~
6月18日土曜日、17時半から、今年第1回めのボランティア勉強会を実施しました。
講師として小川郁子先生をお迎えして、「学習支援のあり方」について、2時間半(予定を30分オーバー)とは思えない、密度の濃いお話をうかがいました。
現在高校3年生となったTさんが、今から5年前の来日時、中学校日本語教室でお世話になった先生です。それがきっかけで、ご連絡をとらせていただくようになり、その後も折に触れ、様々なご助言をいただいています。
今回の勉強会でも、先生ご自身の現場での経験をもとに、実践的な考え方や方策を教えていただきました。
以下は、小川先生がご紹介くださった教材の中で、ネットでダウンロードできるものです。さぽうとでも早速、プリントアウトします!
東京外国語大学・多文化教育研究センター「外国につながる子どものための教材」算数教材
*文科省中学校JSLカリキュラム・教科別巻末の用語翻訳集
文科省 帰国・外国人児童生徒教育のための情報検索サイトかすたねっと
*他学年もあり・上記はこちらのサイトにて掲載
姫路獨協大学外国語学部 外国人生徒のための社会科補助教材(地理、日本史、世界史、公民)
参加ボランティア、スタッフは全16名。「学校内外両方の感覚をもっていらっしゃる先生のお話をうかがって、大変参考になりました」「日本語と教科の勉強も兼ねられるよう、学習支援にあたるボランティア側の連携も深めなければならないと感じました」などなど、参加者各人の日頃の活動と先生のお話とが色々な形で重なり、じっくり考える機会をいただきました。
「やる気がない」は禁句:「やる気を出せばできる」ではなく「できるからやる気になる」
「基礎は重要だが、学校の授業から離れない」
「いけないことは放っておかない」⇒「しつけ」の機会が不十分な子ども達。自分で考えさせる
などなど・・・。どのフレーズも心しておきたいものばかりでした。
小川先生、本当にありがとうございました。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。