それぞれの役割・さぽうと21の役割~第三国定住難民受け入れに関する集まりに参加して~
10月15日、笹川平和財団主催のワークショップ?2013年度「難民受入政策の調査と提言」事業【中間提言:よりよい第三国定住難民の受入れに向けて】に参加してきました。
http://www.spf.org/event/article_9158.html
事務局長と学習支援室コーディネーターはもちろんですが、会場に着くと、学習支援室のボランティアもお二人、ご自分たちで申し込みをされて参加してくださっていました。
(さぽうと21のボランティア、貢献している先は事務所下のコンビニ、居酒屋だけではありません。
ワークショップも勉強会も難民映画祭も、フットワークの良さはピカイチ。来週は支援室活動を昼間した後の夜の9時ごろ、東日本に向けて出発する方々4名ほどありと聞いています。)
今回は、初めて中間提言が公開されたのではないかと思います。このような形の場を設定されることは、ご苦労も多かったはず。関係者の皆様に改めて心から敬意を表します。
http://www.spf.org/projects/project_6743.html
日ごろ支援の現場にある者としては、全体がきれいな話にまとめられすぎていた、という点が、ちょっと残念と言えば残念ですが、一般に公開されたということの意義が大きいと思います。
個人的には、第三国定住難民のみならず、インドシナ難民、条約難民への日本語集中指導に一貫して携わっていらしたAJALTの先生方や文化庁の方も参加していらして、その直接のお声をうかがえたことが、一番ありがたかったです。
改めてさぽうと21の役割を考えるきっかけもいただきました。
さぽうと21は、第三国定住プログラムで言えば、集中定住プログラム終了の先にある、地域での支援に重なる活動をしています。
ここのしんどさは、支援の終わりが見えないことであり、より多様化する求めに対していくことであり、それは同時に活動の面白さにもなります。
日本語学習支援はいつまで続けるのか。
日本語学習支援にいつまで公的なお金を使うのか。
日本語学習を求める人は、どこかの時期で自分でお金を払って日本語を勉強に行くべきではないのか。
問題は、定住プログラムの先にある日本語の学びの形が、学校に行って学べるような単純なものではなく、日常生活から切り離しては行えない点です。
皆さん、どんな風にお考えになりますか。
午後3時に始まったワークショップ?も、あっという間に3時間が経過。台風も徐々に近づいている模様。
こちらの写真、ちょっと暗い雰囲気に写っていますが、実際はそんなことありませんでした。念のため。