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【卒業生のいま】~第2弾~ 宮ヶ迫(みやがさこ) ナンシー理沙さん

2021年05月14日(金)

今回の【卒業生のいま】は、2011年度卒の宮ヶ迫ナンシー理沙さんを紹介します。

 

ブラジルにルーツを持つ宮ヶ迫さんは、在学中から当会の夏期研修会の企画に携わるなど、

さまざまな活動に精力的に取り組んで来られました。

 

近況報告と、当時を振り返ってメッセージをいただきましたので、紹介します。

 

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2011年度の坪井支援生としてお世話になってから、早10年が経とうとしています。
 
大学院では教育社会学を主としたゼミで学び、特別な教育的ニーズに配慮した独自の支援教育を理念とした神奈川県の事例をテーマに、日本の支援教育における外国につながりを持つ子どもたちの位置付けについて研究しました。

学んだ分野を活かす道に進みたいと考えつつも、大学院修了後は渡伯のチャンスに巡り合い、W杯と初の南米開催となったリオ五輪と、母国を舞台とした国際的なイベントを現地で経験することができました。
日本の報道チームの取材コーディネーター、通訳としての仕事を経験させてもらい、ブラジルとの関係も以前より濃厚に、ポルトガル語についても自信を得ることができました。

日本に戻ってからは世界の音楽を日本に紹介する雑誌編集部でお世話になり、二国のかけ橋になれたらと夢中で仕事をしました。

回り道をたくさんしてきていますが、現在はこれまでにやってきたことをつなぎ合わせられるよう、新たな道を模索しているところです。

 

さぽうと21では、たくさんの仲間との出会いがありました。

 

夏期研修会の企画に携わらせていただいたこともありました。
何らかの事情で外国から日本に来て暮らす、さまざまなバックグラウンドをもった支援生たちとの出会いを通じて、書物でしか知らなかった歴史やそれぞれのコミュニティのストーリーをリアルに知ることができました。
それらは今でも、私の知見をひろげてくれた豊かな記憶として刻まれています。

 


(2014年ワールドカップ取材コーディネーターとして働いたリオデジャネイロにて)
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