夏休みは休みなし。
8月1日(月)、明治学院大学の白金キャンパスをお借りして、念願の「夏休み集中学習支援教室」が始まりました。
まずは子どもたちが皆ちゃんと教室に集まれるだろうかと心配していましたが、何とか無事到着。ほっと一息。
今回、参加者は20名。
小学校6年生 4名(うち日本生まれ3名)、中学1年生 3名(うち日本生まれ1名)、中学2年生 6名(うち日本生まれ1名)、中学3年生+高校生 7名(うち日本生まれ3名)
5つの国につながる難民2世たちです。
朝9時から午後4時(小学生は午後3時)まで、日本語(国語)、数学(算数)、英語、理科を学びます。さぞやお疲れのことと思いますが、同じようなルーツをもつ同世代が集まったことが、皆とにかく嬉しい様子。お互いに答えの導き方を教え合ったり、来日から日の浅い子に皆で助け合って勉強の内容を教えてあげたりと、期待以上の学習への取り組みぶりです。
「一歩家を出れば、そこは私にとっては闘いの場所だった」「いつも緊張して日々過ごしていた」という、あるインドシナ難民の方の言葉を思い出しました。
彼らにとっては、8月の学習支援教室は、日頃の学校生活の緊張感から解放される大切な場と感じられているのかもしれません。
「部活がある」と言っていた子が、部活の先生と相談して支援教室通いの時間を自主的に増やしたり、「早く帰る。そんなにたくさん勉強できない」と言ってきかなかった子が、当り前のように学習に参加していたり・・・。良い意味で「想定外」の連続です。
午後4時~5時の自主的居残り勉強の時間も、けっこうなにぎやかな学びの時間。
学習支援や日本語教育に長く携わる講師の方々の粘り強いご指導に改めて感謝。
そして、大学生ボランティアにも心より感謝。
日ごろめったに口をきくこともない「大学生」の方々が、ボランティアとして学習サポートに入り、優しく話しかけてくださっていることも、彼らには大きな励みのようです。
暑い夏! いまだかつて経験したことのないような、早起きの夏休みが進行中です。