満腹!!
本日11月13日(日)11時~17時、文化庁委託事業の一環として、「日本語教室ボランティアのための理解を深める講座」を実施しました。
日ごろより、様々な活動でご協力をいただいている明治学院大学「内なる国際化」プロジェクト(教養教育センター・社会学部)との共催という形で行わせていただきました。
「異国日本を生きる私、そして私と家族」と題して、5名の「日本につながった」「外国につながる」方々からお話をうかがい、明治学院大学副学長・社会学部教授の野沢慎司先生に最後をまとめていただきました。
正直なところ、各国料理のおいしいところを一日で食べてしまった感じがあり、まだ、頭も心も消化できていない感じです。
ただ、今回の講座を企画し、発表者の方々とメールやお電話、時にはお目にかかってご相談をさせていただいた「さぽうと21」は、一番おいしい料理を食べさせていただいたなという、そんな感じがあります。
安富祖樹里(あふそじゅり)さん、Nguyen Tat Trung さん、景山宙(かげやまひろし)さん、王雁(わんいぇん)さん、田中ネリさん、そのどの方も大変魅力的でした。
そして、ものすごい「集中力」で、発表当日に向けてパワーアップしてくださり、テーブルの上に笑顔で極上のお料理を並べてくださった、そんな感じです。
こちらが登壇者プロフィール→ profile
アンケートからはこんな感想が・・・。
「若者世代、親世代の登壇者の方々が、自分たちの言葉でそれぞれの人生について語ってくださり、大変興味深かった。」
「3人の若者がすごかったです! と思っていたら、王さんもネリさんもすごかったです・・・」
「お子さんとしての立場の方も、親世代の立場の方も、互いの立場の方たちのことをとても思いやっている言葉がたくさんあって、そんな思いを沢山かかえて(というか意識して)生活していらっしゃることがよくわかりました」
「自分自身、改めて家族について考えることはない中で、異国で生きる方々の家族との歴史、家族感についてうかがい、家族には面倒だったり大変だったり辛かったり、しんどいこともたくさんあるけれど、切り離せない自分の根にあるルーツだと思いました。」
「田中さんが子どもの絵から読み解いていくことが子どもの心理を的確にとらえていてすばらしい」
また、野沢先生のお話の中で教えてくださったPauline Boss博士の「あいまいな喪失(ambiguous loss)」理論に興味をもたれた方も多かったようです。
気になって、ちょっとググってみました。興味深いサイトがありました。JDGSプロジェクト(Japan Disaster Grief Support Project)が立ち上げたページです。
http://al.jdgs.jp/about_al/ALcoping.html
ご登壇くださった皆さま、お越し下さった皆さま、ご協力下さった皆さま、ありがとうございました。
ご登壇くださった皆様のお顔を傍らから拝見しながら、これから日本社会がより多様で、パワーのある社会になっていくのではないかという実感を抱いた、そんな一日でした。