HUG??
3月28日の学習発表会では、改めて3.11の体験を語った学習者がいたり、ビルマ語の防災サイトを作成しているボランティア+学習者からの発信もあったり、皆さんの心の中に被災地を思う心が生き続けていることに、ちょっとほっとしました。
大勢の外国出身者が出入りするさぽうと21でも、防災についての理解を深め、いざという時に被害を最小限に抑えられる行動をとれるようになるために、どんな風に防災のことを考えて行けるかは、大きな課題です。
そんなことを考えていたところ、たまたま他団体のワークショップで紹介されていた「HUG」という防災教材をみつけました。
「Hinanzyo Unei Game」=「HUG」は、避難所運営を皆で考えるためのひとつのアプローチとして静岡県が開発したものです。
避難者の年齢や性別、国籍やそれぞれの事情が書かれたカードを、避難所の体育館や教室に見立てた平面図に適切に配置していき、避難所で起こる様々な出来事への対応を、テーブルを囲む皆で模擬体験するゲームです。
http://www.pref.shizuoka.jp/bousai/e-quakes/manabu/hinanjyo-hug/
カードは読み上げ式だから、日本語の達者な学習者に助けてもらえば、学習者の多くを占めるミャンマーの方々も、このゲームを利用できるのではないか・・・
ということで、今日は数名のボランティアで、「お試し」をしてみました。
1時間程の間に、様々な価値観や経験を述べ合い、避難所の運営を考える中で、多くの気付きがありました。
そして、本当に色々なことを考えて、避難所運営の苦労を改めて知りました。
ビルマ語でもやれそうな気がします・・・ぜひやってみようと思います。
本日、ご協力くださったボランティアの皆さま、ありがとうございました!