夏期研修会を無事に終えました!
こんにちは。元支援生のLissaです。
今年の夏期研修会にはスタッフとして企画を担当させていただきました。
今年の夏期研修会にはスタッフとして企画を担当させていただきました。
過去の参加者アンケートなどを眺めながら、支援生同士が、1回や2回食事を共にするだけではできない、おしゃべりがたくさんしたいのだということを感じていました。
「外国にルーツをもつ」という点で圧倒的にマイノリティとして学校や職場などで生活をしている自分たちが、夏期研修会に来ると、似たような経験や思いをしてきた人たちとたくさん出会って、ふだんはできない話をしたり、いつもと違う別の自分が出せるのです。さらには、自分のことしか知らなかった支援生たちが、自分と違う出身地域の人たちと出会ってそれぞれの異なった事情を知り、互いに学び合う機会となっています。
簡単な自己紹介などしただけでは、おしゃべりのきっかけにならないということは経験上感じていました。
アイスブレイクやワークショップは、たくさんディスカッションができる内容にしたいと強く思い、講師の石井正宏さん(㈱シェアするココロ代表)にご協力をいただいたり、映画上映をしたり、おしゃべりのきっかけになることを意識して企画をたてました。
先日事務局で反省会を行った際に、支援生の3人が自主的に自分たちの意見を伝えに来てくれました。ベトナムにルーツのある3人は、数年連続で研修会に参加している仲間なのですが、今年初めて互いの家の話をして、共通して自分たちの家にカラオケがあることや、謎のボードゲームがあることなどを発見したのだそうです。自分の家だけ特別だと思っていたら、それは「ベトナム人」の家に共通したものだとわかって、笑いあったそうです。
卒業や就職などの転機を迎える時期には、自分のことをこの日本社会でどう位置づければよいのかなど、たくさんのことを考えます。そんな時期に夏期研修会に参加し、自分のルーツを見つめなおし、自分の強みや価値観を再発見して、すがすがしい表情をみせる参加者をみて、この場をともにできたことがとてもうれしいです。
運営側にたってはじめて、こんなにも大勢の方々にこの場が支えられていることを実感し、ありがたさを感じました。この喜びややりがいを、後輩たちにもぜひ味わってほしいなと思います。
今後のブログでご参加いただいた理事の方や、支援生からの声もお届けします。お楽しみに!
⇒夏期研修会の様子を活動アルバムからご覧いただけます!