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「美しい」・・・ビルマの手仕事のすばらしさ

2013年09月05日(木)

先週土曜日の学習支援室開催日、N2対策クラスの授業をしている私の所に、

高校2年生C君のお母様であり、ご自身も日本語を勉強中のミャンマー出身のLさんが、遠慮がちに近づいていらして、

「これ、どうぞ。今、母が日本に来ています。母が作りました。どうぞ。」と、袋を一つ私に差し出されました。

 

基本的には、私たちは皆さんから何かものをいただく、ということはお断りしていますが、

Lさんの様子からお返しすることも失礼な感じでしたので、

「お借りしておきます。ありがとうございます。」と申し上げて、その袋を受け取りました。

 

せっかくなので、いただいた包みをその場で開けてみました。

以前、やはりさぽうと21に勉強にいらしていたミャンマーの方にも見せていただいたことのある、素晴らしいレースの編み物でした。

 

三角の黒のショール。

 

ショール(全体)ショール(モチーフ)

 

勉強中の学生も、「すご~い」を連発するほど、見事な「作品」です。

それにしても、手編みだなんて信じられません。

ネットで調べてみると、一般には「タティングレース」と呼ばれるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=as2gXQ-RYeQ

 

クラスにいた女性陣に「皆さんもこんなきれいなの、できるの?」と聞いたところ、
「学生のころに一つのモチーフぐらいだけ、作ったことがあるけど、こんなの、できません」

 

・・・やはり時間をかけて、しっかりした技術をもって、経験を重ねてできることなのかと、妙に納得。

 

すると、今度はHさんが、
「これはねえ、めんどくさいよ。本当にめんどくさい」
ん??? 評価しているのかしていないのか・・・微妙な表現・・・
言いたかったのは「手が込んでいますよ」とか「手間ひまかけて作ってますよ」でしょうかね。

 

こうした「作品」というのはやはり「プライスレス」・・・何かモノでお返しできるものではないですね。

気持ちでお返ししていけるようにありたいです。

 

ショールをご覧になりたい方は、いつでも学習支援室にいらしてください。
実物は写真の何十倍も素敵です。

 

「きれい」でも「すごい」でも言葉が足りません。

 

「美しい」・・・を繰り返しながら、見るたびにため息・・・。

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