ボランティア ・ 学習者紹介

勉強してます! カラヤさん

学習者紹介:カラヤさん

1999年来日。

2005年9月より学習支援室に通う。

休むことなく通学を続け、日本語の力を着実に伸ばしている。

(現在は、事情があってお休み中)

彼女の手芸作品はまさにプロ級。

2010年10月の学習発表会より

皆さん、こんにちは。
私は子供の時、お母さんやお姉さんに布で人形の服の作り方を習いました。中学生の時、祖母に「タテング」という編み物を習いました。(それは、タテングという編み物です。)妹に刺繍を習いました。高校生の時、お母さんが亡くなりました。私は大学で動物学を勉強しましたが、卒業してから、若者の洋服を作り始めました。でも、お母さんが亡くなる前に、服の作り方を習ってはいませんでした。母国にデザインの専門学校がありません。外国のカタログや手持ちの服に自分のオリジナリティを加えて作りました。そして、兄弟や友達のいくつかの服を作ってから、3年後に「Just One」という名前を登録して、起業しました。日本に来てからもその仕事を続けました。
今、私は生活のために仕方なく興味がない仕事をしています。

 

ある日、夫と一緒に紀伊国屋に行きました。いろいろな分野でたくさんの本が並んでいました。手芸のところに、母国で見たことがない本がありました。専門家が作品について図案や説明書を詳しくしているのです。役に立つ本ですし、とても買いたかったです。でもあきらめました。なぜなら全部日本語で書いてあるのです。それから日本語を勉強しようと決心しました。日本語が勉強できる教室を見つけ、早速行きました。先生が、新聞を読みました。日本語がまったくわからない私はちんぷんかんぷんでした。2回行って、やめました。

 

それから、さぽうと21で勉強する機会がありました。先生方が教えてくださって、今、私は日本語に自信がつき、生活する上でも言葉で困ったことがそんなにありません。現在、本を読んで、作ったことのないいろいろなバッグを作っています。バッグの本を買ったとき、一つのチラシをもらいました。一つのチラシに通信講座で勉強できることが書いてありました。付いている葉書を送って詳しい説明書をもらいました。

 

今、通信でパッチワークを勉強しています。もういくつかの作品もできました。本屋で、パッチワークの本とパッチワークに関連するキルトの本を買ってきて、キルト作品も作っています。今は、説明書も材料の種類や特徴もわかります。全部日本語で書いてあって、以前の本を買うのをあきらめた私ではありません。
私は好きなことをすると肉体的にも精神的にも元気が出ます。これは日本語をしっかり勉強したおかげです。いつも私を支えてくださっている矢崎先生、漢字を初めて教えてくださった中山先生、もうお辞めになった松村先生、いろいろな場面で困っていることについて私が満足するまで答えてくださる現在の担当荒川先生、私の夢を実現する「レンタルボックス」ということを教えてくださった早福先生、さぽうと21の関係の方々、心から感謝しています。

 

さぽうと21は私にとって二番目のお母さんと言えます。皆さんご清聴ありがとうございました。


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