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行徳教室の一日

2021年12月24日(金) 報告

 

11月某日、今日も慌ただしく行徳教室の一日がスタートします。
今日の学習参加者は小学2年生から高校2年生までの9人。
学習支援には、社会人の方を中心に5名のボランティアの方々が来てくださいます。

 

12:00 「こんにちはー!」前半グループの3人がざわざわと教室の外の階段を上がってきます。
手洗い・消毒・検温を済ませて中へ。必ず5分前には教室に来て、ボランティアの方々と1対1で学習を始めます。
「九九の復習ね」「今日は漢字の宿題があるから、まずはそれから」。集中が途切れがちな時は「めんどくさいって言ったら罰ゲーム」と自分たちで決めて勉強を頑張っています。

 

14:30 一番にぎやかな女子メンバー3人が廊下を走ってやってきます。
最近教室に来るのをとても楽しみにしてくれている様子。九九や日本語の宿題を頑張ったら、みんなでブレスレットを作って喜んでいます。
学習のモットーは「楽しく、でもやるときは真剣に」。九九の暗唱道場を難なくこなし、「my teacher(子どもたちはボランティアの方々のことをそう呼んでいます)」と
みっちり1時間半、算数・国語(日本語)の学習に励みます。

 

17:00 最終の時間は中高生の3人が学習に取り組みます。
特にテスト前の勉強は真剣そのもの。休憩するのも忘れて頑張ります。中学1年生のMちゃんは、「インドを流れる河は…、宗教はなんだっけ?」と、自分で赤シートを使って覚えようと工夫しています。
「学校の授業の言葉が難しくて分からないんですよねー」「でもここなら分かりやすい日本語で話してくれるし、分かるまで質問できます」。
少しは彼らの役に立てているようです。

 

行徳教室は学校教科や日本語を勉強する所です。
しかし、それだけの場所ではなく、彼らががまんしなくてもいい場所、自分で試行錯誤してみる場所、そんな意味をもつ空間になれていたらいいなと思います。

 

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