さぽうと21ボランティア紹介~早福泰子さん~
2021年11月09日(火) ボランティア
今日は学習支援ボランティアの早福泰子(そうふくやすこ)さんをご紹介します。
早福さんは、2004年から当団体の学習支援室に関わってくださっています。
日本語教師としてのご経験を活かして、主に大人の日本語学習をサポートしてくださっていますが、英語教師としてのご経験もおありで、最近は中学生の英語の指導にもあたってくださっています。
早福さんよりメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
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17年前にさぽうと21に出会って今までずっと楽しく学習支援のお手伝いをしてきました。
こんなに長く続けてこられたこと、関わってくださった方々皆さんに心より感謝です。
ありがとうございます。
実家の父が民生委員や町内会長など進んで引き受け地域のために尽くしている姿が心の中にあり、いつか私もと思っていました。
50歳になり何か新しいことを始めようとした時、英語の勉強をしたことも役に立ちそう、そうだ海外支援だと心が決まりました。
早速海外支援をしているNGOのスタッフとして活動を始め、日本語を教えるのもおもしろそうと日本語講師の資格を取りました。
ちょうどその頃、さぽうと21と出会ったのです。
日本語学校で教えながら、土曜日にさぽうと21へ行くのが楽しくて楽しくて。
一番最初の学習者はスーダン出身のムスリムの方でした。
彼の誠実さ、謙虚さに打たれました。
ミャンマー人女性の学習者から「祖母が太平洋戦争直後逃れてきた日本兵をかくまったことがあるそうです」と聞いた時は、
インパールから敗走した父を思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
また、タイやネパールの支援先を訪問する時にはさぽうと21からTシャツなどをたくさん寄付していただき、
現地の人たちに喜ばれました。ありがたかったです。
さぽうと21は、集まる支援者も学習者もみな心が広く温かい、明るく前向きで「ボランティア活動の精神と行動」そのものだと感じます。
だから元気をもらえるのだと思います。
また、さぽうと21にいただく情報から世界が見える、テレビや新聞の報道が具体的な形になり身近に感じられる気がします。
さぽうと21での学習支援は、今、そしてこれからも、私にとって心の支えです。