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さぽうと21ボランティア紹介~宮崎千里さん~

2021年11月12日(金) ボランティア

 

今日ご紹介するボランティアは宮崎千里(みやざきちさと)さんです。

 

国際協力の活動経験が豊富な宮崎さんは、主に市川市の行徳教室にて、子どもたちの学習支援にあたってくださっています。

 

(宮崎さんご本人は、お店の宣伝を積極的にされませんが、銀座にある南インド料理店「ダバインディア」、インド料理店「グルガオン」を訪ねることが、今のさぽうとスタッフのささやかな夢です・・・。)

 

本日は、宮崎さんよりメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

 

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宮崎千里と申します。

 

都内で夫とインド料理店を経営している関係でインドとご縁ができ、17年前からコルカタのスラムの子どもたちの自立を支援するNPO法人に関わって来ました。
毎年コルカタにある施設を訪れ、よちよち歩きだった子どもたちが高校生になり、大学生になり、就職や結婚で自立して行く姿を見るのが私の楽しみでした。

 

コロナでインドに行けなくなり、心にポッカリ穴が空いたような気持ちになりました。
いかに子どもたちの存在が私に活力を与えてくれていたかに気付かされました。

 

地域のボランティア教室で在日外国人に日本語を教える活動もしていたのですが、心の穴は埋まらず、ある日「もっと弱い立場にある外国の方たちに、自分ができることはないだろうか」と考えたのが、さぽうと21の活動に参加したきっかけです。

 

私が通うことになった行徳教室では、内戦下のアラブから避難して来た小~高校生の学習支援をしています。
本国での辛い経験の記憶、日本に来てから直面している言葉の壁や偏見など、多くの問題を抱えている子どもたちのどこまで踏み込んでいいのか、踏み込んではいけないのか、時々考え込んでしまうこともあります。

また、大人に教えるのと違い、子どもはつまらなければすぐに集中力が切れます。
いま私は彼らが大嫌いな漢字をいかに楽しく教えるかでも頭を悩ませています。

 

それでも子どもたちの笑顔が見たくて、週末が待ち遠しくなりました。
私の心の穴はいつの間にか埋まっていました。

 

インドの子どもたちと同様、アラブの子どもたちの自立も見届けたい!それが今の私の夢です。

 

 

 

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