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さぽうと21ボランティア紹介~住友商事100SEED~

2022年06月10日(金) ボランティア

先週の投稿に続き、同じく住友商事100SEEDを通じて学習支援にお力添えをいただいた、山埜英樹(やまの ひでき)さんをご紹介します。
ぜひご覧ください。
 
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山埜英樹と申します。
住友商事の役員で、この3月まで、当社の社会貢献活動「100SEED」を推進する組織の責任者でした。
 
この活動には、世界中の住友商事グループの社員が、「質の高い教育をみんなに」を共通テーマに掲げて取り組んでいます。
 
私も、自ら参加せずに人にお奨めすることはできないと思い、昨年11月から3月まで、日曜日にさぽうと21でオンラインの学習支援をさせてもらいました。
と言っても、私が中3のK君にできたことは、課題の答え合わせの相手役がせいぜいで、逆に体験を通して気付きや考える機会を頂けたことに感謝しています。
 
例えば、忘れられないのは高校受験を控えた中学3年生の数学の学習を手伝っていた際、「球の体積V=4/3πr³」という公式が出てきたときのことです。
自分もかつて確かに学んだはずですが、以後50年近くの間一度も使わず、すっかり忘れており、こんなシンプルな式で解けるのか?といたく感激してしまいました。
 
中学時代、もし、この公式に興味を覚えていたら、人生は変わっていたかもしれません。
私の場合は、社会科で学んだ世界の地理や気候に興味を持ち、「世界の色々な所に行ってみたい」と思ったことが今の仕事に繋がっています。
 
振り返ってみれば、学校の授業では、「これ、なんのために勉強するの?」と思うようなこともあったけれど、多様なことを学ぶ中で、
何かが個々人の好奇心と化学反応を起こし、興味を掻き立て、人生の進路を形作っていくんじゃないか、それが義務教育の重要な一つの役割かもしれないな。
そんなふうに考えを整理しながら、K君が練習問題を解いていくのを見守っていました。
 
ちなみに、K君はよく頑張る子で、自ら実力を蓄え、志望高校に見事に合格。
合格発表の日は終日会議でしたが、気になってしまいまして。。合格したと聞いたときは、本当にうれしかったです。
 
貴重な経験をさせて頂けたこと、さぽうと21の関係者の方々にあらためて御礼申し上げます。
 

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