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【夏期研修会を開催しました!】

2023年09月01日(金) 報告

さぽうと21は、難民や日系定住者、中国帰国者など、外国にルーツをもつ学生の就学を支援しており、毎年夏には研修会を開催しています。

 

今年は、支援生からの希望をもとに、「ソーシャルビジネス」をトピックにしました。
 
午前中の講師は、さぽうと21ボランティアの、八木橋パチさんです。
「ソーシャルビジネスとは?」というお話を皮切りに、「半径2メートルをよくするソーシャルデザイン」について、支援生との双方向のワークを実施いただきました。
また、株式会社UMITO Partnersの村上春二さんもお越しくださり、ソーシャルビジネスの最前線のお話に対して、支援生との活発な質疑応答が行われました。
 
午後には同じくさぽうと21ボランティアの山田諭さんにファシリテーションのもと、
「ソーシャルビジネスプレゼン大会」を実施しました。
地球環境や教育格差など、各自が関心のあるSDGsの課題を選んだ後、それを解決するためのビジネスプランを考え、発表しました。
 
参加した支援生の感想を紹介します。
『ソーシャルビジネスについてあまり知識がなかった私は、言葉からとても難しいものだと感じていました。しかし、講義の中で行った、自分の身の回りを少し良くするワークの延長線上にソーシャルビジネスがあるということを知り、私でも意識することで何か社会に貢献できるチャンスがあるのだと感じました。』
 
『講師の方の、「自分が正しいと思ってやり続けても周りから非難されることがある」という経験談を聞いてとても共感しました。また、目の前の問いを解決できても、解決した先に問題が多く発生したら意味がなくなることなど、起業することやソーシャルビジネスの難しい一面を垣間見ることができました。
 
『プレゼン大会では、グループワークを通じて支援生の方とお話しすることができとても楽しかったです。また、問いを設定し、利益の出る解決策を考えるワークも初めてだったのでとても刺激的でした。そして、大事なことは難しいと感じて目を逸らすのではなく、難しいことに向き合い「考え続けること」に意味があるのだと思いました。』
 
改めましてご協力をいただいた、講師のみなさま、住友商事株式会社のみなさま、ボランティア・卒業生のみなさまに心よりお礼申し上げます。
さぽうと21はこれからも、外国にルーツを持つ若い世代の支援を続けてまいります。
 

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