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【さぽうと21支援生の進路選択~林勇武さん~】

2022年02月18日(金) 支援生

本日ご紹介するのは、カンボジアにルーツを持つ林勇武さんです。

 

大学で建築を専門的に学んだ林さんは、就職活動で自身に求める「社会人像」について突き詰めて考えた結果、不動産業界への就職を決めました。

 

就職活動を通じて考えた働き方や進路について、これから社会に出る後輩に向けてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

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私は春から、不動産の賃貸仲介の営業として働きます。

この仕事に決めた理由は、大学時代に学んだ建築に関する知識を活かせると考えたこと、そして不動産仲介の仕事が、人々の新生活のスタートを手助けできる職業だと思ったからです。

 

私は高校生の頃からコンビニエンスストアでアルバイトを続けてきました。

様々な年齢層の方々との交流がとても楽しく、社会人になっても同じように、幅広い年齢層の方々と交流できるような仕事に就きたいと考えました。

不動産仲介業は高校を卒業したばかりの方から、セカンドライフのための新居を探すシニア世代の方々まで、あらゆる世代の新生活のサポートに携わることができる、とても魅力的な仕事だと感じています。

 

もう一つ、自分が仕事選びの軸としたのは、「どれだけ大変であっても、やり甲斐を感じられる仕事に就きたい」ということでした。

 

最終的に内定先の企業に決めた理由は、人への思いやりを尊重する企業理念に加え、説明会で聞いた、以下のエピソードです。

 

一般的に賃貸契約の場面において、障がいを持つ方や家賃の支払い能力が十分でない方は、契約が難しいケースが多いと聞きます。
しかしその企業では、3人の子どもを養っているシングルペアレントの方に対し、家賃を支払うことが難しい最初の数ヶ月に関して、後から納めるという形で入居を認めるという、最大限の配慮を行ったそうです。

 

当時住んでいたアパートを退去しなくてはならず、また新居も契約する事ができずとても困っていたその方は、泣きながら感謝し、現在、幸せに暮らしているとのことです。

 

お金を稼ぐということは、生きていくうえで確かに大事です。
でも、このエピソードを聞いて、「お金だけではなく、いかに人に喜んで貰えるか、いかに人に感謝をされるか」を大切にしている仕事に就くことが、まさに私が理想とする働き方であると感じました。

 

現在は卒業研究で多忙な毎日を過ごしています。
今後はファイナンシャルプランナーや賃貸不動産経営管理士、建築士などの資格取得を視野に入れ、理想とする働き方の実現に向けて日々成長をしていきたいと考えています。
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