フットサル大会を開催しました
2007年06月24日(日) イベント
最近の活動の様子については「活動アルバム」をご覧ください。
みんなの気持ちがひとつになりました!
2007年6月24日、早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター公認プロジェクト「世界難民の日」フットサル大会実行委員会の主催によるフットサル大会が開かれました。
当日はあいにくのお天気でしたが、選手・ボランティア・応援者計300名程度が集まって熱戦が繰り広げられました。
在日インドシナ難民チームの取りまとめ役
インドシナ難民チーム(カンボジア・ラオス・ベトナム)を取りまとめるソパナさんは、自らもカンボジア出身の難民です。
その面倒見の良さから在日インドシナ難民のお父さんのように皆から慕われています。
さぽうと21が難民を助ける会から独立 する前の1980年代からさぽうと21の活動に色々な形で協力してくれています。
インドシナ半島の悲しい歴史
さぽうと21はその前身となった難民を助ける会の時代に、難民が参加する運動会を開催してきました。
初めて難民運動会を開催した1986年、インドシナ3カ国は戦争の歴史が原因で決して仲が良い状態とは言えませんでした。
そして、この国同士の悲しい歴史が個々人の態度にも表れてしまっていたようです。
隣国出身者同士が口をきかないということもありました。
初めての難民運動会から21年が経った現在、インドシナ難民の気持ちはどのように変化したのでしょうか。
ソパナさんのフットサル大会の感想を紹介します。
インドシナ出身者の気持ちが一つになりました!
私は、インドシナ難民(カンボジア・ラオス・ベトナム)3カ国を一つの気持ちで担当しています。
ラオスチームは、予選リーグで敗退してしまったので、とても落ち込んだ気持ちでした。
しかし、そこで落ち込んだ気持ちはいけないと思い、3チームの代表を呼び集めて、残り2チームは、必ず優勝する目的でがんばろうと言いました。
その気持ちが、皆に伝わったのか、ベトナムとカンボジアは決勝戦まで進みました。
私の胸が詰まって声が出ないほど嬉しかったです。
最も嬉しかったのは、決勝戦のときにラオスチーム・カンボジアチーム・ベトナムチームは、皆一つとなって盛り上がり、 応援していた事です。
カンボジアチームは、残念ながらPK戦で負けてしまいました。
「2位でも嬉しい!」、「今日は打ち上げだ」という声があり、その後に打ち上げを私の家で行うことになりました。
私たち夫婦は大変ですが、一年に一度そういうことがあって、何よりうれしい事ではないかと、夫婦2人で話しました。
私たちインドシナ難民サッカーチームは、来年を目指してがんばろうと盛り上がっています。
このイベントに関してご協力の皆さん、ボランティアの皆さんに大変感謝しています。
(文:萩原 ソパナ)