夏期研修会を開催しました
2022年09月16日(金) 報告
さぽうと21は、難民や日系定住者、中国帰国者など、外国にルーツをもつ学生の就学を支援しており、毎年夏には研修会を開催しています。
今年のテーマは「国境を越えて移り住むということ」としました。
現在の世界情勢を鑑み、国を超えて移り住んだ方々のお話をいま一度お聞きすることで、自身のもつルーツや将来について、ともに考える機会を作りたいと考えました。
午前中は過去にさぽうと21で支援を受けた3名を、ゲストスピーカーとしてお呼びしました。ご自身の経験やさぽうと21との出会い、後輩の支援生へのメッセージに、支援生は集中して耳を傾けていました。
午後には海外日系人協会の水上貴雄さんをお招きし、日系人の歴史を知るとともに、自身の価値観の再確認と、将来についてともに考えるワークショップを行いました。
参加者のアンケートを紹介します。
『同じ背景を持った学生と会って横のつながりを構築する機会をいただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。』
『外国にルーツを持つ学生、卒業生の方々が自身の強みを活かすことで、社会をより良くできるようになるのではないかと感じました。』
改めましてご協力をいただいた、聖心女子大学グローバル共生研究所の皆さまをはじめ、お越しいただいた講師・ゲストスピーカー・ボランティアの方々に心よりお礼申し上げます。
さぽうと21はこれからも、外国にルーツを持つ若い世代の支援を続けてまいります。