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12月21日 報告 : 外国にルーツをもつ学生の研究発表 ・ 交流会 

2014年02月05日(水) 報告

 

外国にルーツをもつ学生とのつどい

さぽうと21の生活援助事業では、難民や中国帰国者、日系定住者の子弟など、縁あって日本に定住する外国出身の学生の学びを支援しております。
 
この交流会、「支援生とのつどい」は学生が専攻分野について発表し、学業や研究の報告を受け、同時に、日頃抱いている日本や出身国への想いや悩みを、来場者の方々との交流の中でともに考え合う場です。
 
 

インドシナ難民の受け入れから30年以上。
日本で育った難民などの子弟の今。

2013年12月21日(土)にJICA地球ひろば(新宿区市谷本村町)にて行いました。
当日は、普段当会の活動の様子をご覧いただく機会の少ない会員の方や、外国人集住地域で活動されている支援者の方、発表者の母校の先生など、関係者を含め56名の方にご参加いただきました。
 
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発表者は大学3年生から大学院生までの「坪井一郎・仁子学生支援プログラム」の受給者10名。
研究報告会ということで発表者はスーツ着用で、どの学生も心持ち緊張した様子です。
 
2005年に基金がスタートしてから8年目。
一部複数年度にわたる受給者も含めて、これまでのべ94名の学生の学業継続を支援してきております。

 
 

◆ 第1部 : 研究報告(大学生) ◆

第1部は大学生の発表です。

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遺伝子の仕組みに始まり、ポーカーなどのゲームで打つべき手を機械に学習させる技術、中世ヨーロッパの王権制からみる紛争回避の手段、外国にルーツをもつ子どもへの母語(出身国の言語)教育の重要性、日本在住のベトナム人・ベトナムからの留学生への就職意識調査、また世界的に注目されたiPS細胞などが試験管内でどういった変化をみせるか、そして第二次世界大戦後の国際法のあり方など、幅広い分野の発表がなされました。

大学生 研究内容 紹介 : 『生殖細胞が社会に与えられる影響の可能性を信じて』
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(詳しくは こちら

 

◆ 休 憩 ◆

様々な研究や学問に取り組んでいる学生の発表に感心する一方、日頃耳にする機会の少ない専門分野の発表が続いたため、ここでいったん休憩タイム。
甘いお菓子とお茶で学生と来場者の方が歓談しました。

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昨年に引き続き、東京コミュニティカレッジの方々もご参加くださいました。
また発表者のご家族が母国のお菓子も差し入れで持ってきてくれました。
 

◆ 第2部 : 研究報告(大学院生) ◆

休憩後の第2部は大学院生による発表でした。
身体の細胞の反応、特許情報に基づく家庭用エアコンの技術の移り変わり、機械などの信頼性に関する研究など、学部を経て、大学院の修士課程で自身の研究をより深めた学生たちの成果報告が続きました。

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大学院生 研究内容 紹介 : 『機械などの信頼性に関する研究』
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(詳しくは こちら

 
当日は社会人1年目や3年目に入ったOB ・ OGも駆けつけてくれました。

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入社した企業の新製品を嬉しそうに報告するOGや、数年前、同じように研究発表を行った自分を思い浮かべ、応援メッセージをおくるOBなど、頼もしい姿をみせてくれました。
 

本年度は5名の学生が大学や大学院での学びを終えて、社会人としての新たな一歩を踏み出します。
 
「自分の研究が、社会人としての知識や生活に直接結びつくわけではありませんが、ここで身につけた『考えるための力』を大切にしていきたいです。」
 
インドシナ難民の受け入れから30年以上。
日本で生まれ育った世代が増えていく中で、縁あって暮らすここ日本から、自身や親の出身国、そして世界をつなぐ仕事をしたいと願っている学生も多くいます。
 
「支援生とのつどい」のような、学生と直接かかわることの出来る機会を通じ、学業継続を一緒に応援してくださる方も随時募っております。

 

◆ 参加者の声 / 活動アルバム ◆

  • 自分の発表をわかりやすく伝えられたかはわかないが、他の支援生の方の発表を聴けてよかったです。
  • 皆さん優秀でびっくりしました。
  • 一般向けにレベルを考慮して頂き、楽しく拝聴しました。
  • 自分の学生時代を思い出すと、皆さんとてもシッカリしていて、爽やかでまぶしかったです。
  • 研究テーマの根底にfor others for peaceが感じられ、頼もしく思いました。
  • 理系、文系を問わず、幅広くお話を聞けたので、とても興味深かったです。
  • 国際政治から身近な話題まで幅広く話ができました。
  • インドシナ難民2世の方々とお話させていただきました。
  • あまり時間もなかったのですが、となりの人などと楽しいお話ができました。

当日の様子については 「活動アルバム」 をご覧ください

 

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