東京大学3年の豊島伊織です。
ボランティアとしてさぽうと21に関わり始めたきっかけは、大学の『多文化社会と教育』というゼミの調査でした。一番最初に教室にお世話になった日は、ちょうど年末に行われた学習支援室のイベント当日だったのを覚えています。
もともとの関心は「子どもの貧困」をはじめとする社会問題に教育からアプローチする、というところにありましたが、外国につながる子どもが抱えやすいリスクを知り、ゼミ終了後も継続的に関わることを決めました。
ボランティアとしての活動はほとんどがオンラインです。オンラインであるがゆえに、それぞれの家庭の特徴が見えやすいこともあり、今まで知らなかった様々なことを子どもたちから学んでいます。外国とつながる子どもたちだからこそ、私たちの知らないことを知っているという点で、「教える」よりも「学ぶ」ことの方が多いと思っています。
現在、首都圏の子どもを対象としたアウトリーチ型の学習支援を目指す学生チームも率いています。今後はこの活動も裾野を広げていけたらと考えています。
(※こちらの記事は、2021年6月にご本人がご寄稿くださったものです)