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思うようにいかない・・・・・

2017年09月09日(土)

やっと夏休みが終わりました。今年度も集中学習支援教室のおかげもあり、たぶん、どの中学生も「夏休みの宿題」を無事に学校に提出できたとほっと胸を撫で下ろしています。・・・いました。

 

そんな安堵感に浸ったのも束の間、多くの学校では早くも「定期試験」が近づいて来ています。

 

最近は、2学期制という学校も多く、そうなると、「夏休み前に2回定期試験、冬休みまでに2回定期試験、春休み前に学年末試験」ということにはならず、夏休み前の微妙なタイミングで中間試験が行われ、夏休み明けに気が付くと1学期の期末試験となります。そして、どこの学校でも定期試験にあわせて、ワークブックやノートの提出が申し渡されます。つまりまた提出物との格闘に明け暮れるわけです。

 

しかし、来日から日の浅い子ども達にとっては、「じっくり考えて、自分で答えを考えてみて、答え合わせをして、間違った所をもう一度やってみる」というプロセスを経ていては、ほとんど提出が間に合わないこととなってしまいます。課題を出さなければ、通知票には「1」もつきかねません。

 

ということで、(模範解答の)「写し学習」が当り前のように行われます。

 

私「ねえねえ、答えを写すだけなら、意味ないんじゃない?」

中学生A「でも、考えていたら間に合わない」

私「でも、写すだけなら、さぽうとでやらなくてもいいんじゃない?」

中学生A「うちだとやる気にならない」

私「じゃあ、ちょっとがんばれば出来るようになりそうな所を、ボランティアの方と先にやってみたら?」

中学生A「え~。先にできるところをやっちゃいたい」

私「・・・・・・・・ ・・・・・・・・できるところ???・・・写せるということ???」

 

かと思えば、中学3年生=受験生のBちゃん。試験が近いからと、朝の10時からさぽうとへ。おっ、やる気満々!

 

私「今度の試験は大事だからがんばろうね」

中学生B「はい!」

私「試験範囲は?」

中学生B「わかりません。数学と理科だけは試験範囲を言われました」

私「でも、まあ、前の試験の後でやったところだよね。で、試験はいつ?」

中学生B「9月の終わりです」

私「何日?」

中学生B「わかりません」

私「・・・・・・・・ ・・・・・・・・ で、何を持ってきたの?」

中学生B「数学と理科です」

私「(試験範囲を聞いた後)問題集やワークブックは?」

中学生B「うちに置いてきました」

私「教科書だけ持ってきたの? ノートももってきてないの?」

中学生B「はい!」

私「・・・・・・・・ ・・・・・・・・ 10時から18時まで8時間もあるけど・・・」

 

思うように行かない日々が続きます。

 

 

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