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冊子 『36年目からの挑戦』 が東京新聞に掲載されました

2015年03月06日(金) お知らせ

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2015年 3月 3日 の 東京新聞の朝刊 『編集委員室』 のコーナーで、当会が2014年12月に出版した 『36年目からの挑戦 ~ 外国出身者への支援 さぽうと21の記録 ~』 が取り上げられました。
 
お陰さまで紙面をご覧になった方々から、ご注文のお問い合わせをいただいております。
 

■ こちら ■ 編集委員室
「ボートピープルという言葉も古くなりました」。
インドシナ難民などの支援を続けている社会福祉法人「さぽうと21」の吹浦忠正理事長は、少し遠い目をした。
 
1979年、難民受け入れに極めて消極的だった国との折衝から始めた活動は、36年目を迎えた。
難民の子どもの世代も成人しつつあり、「日本人の外国人アレルギーが多少は緩んできたかな、と感じます」と吹浦さんは語る。
 
活動をまとめた冊子「外国出身者への支援 36年目からの挑戦」では、支援された人々が、インタビューに答えている。乗り越えてきた多くの困難を、淡々と振り返るその語り口は、運命を自力で切り開いてきた誇りを感じさせる。
 
冊子の裏表紙は78年にマレーシアに流れ着いたベトナム難民の写真だ。疲れ果てた様子の中にも安堵の表情が見て取れる。では表表紙は・・・。
 
2014年、地中海でイタリア海軍に救助されたアフリカからヨーロッパを目指す「ボートピープル」だ。「言葉は古くなりましたが、いまも現実的な課題なのです」と吹浦さん。
 
これまで日本が受け入れた難民は一万二千人。欧米各国に比べると桁違いに少ない。「自分の隣に外国人がいることが普通になる。そんな共生社会への覚悟が必要なように思います」
 
一読をお勧めしたい。電話 03 (5449) 1331 まで。
(仁賀奈 雅行)

(2015年 3月 3日 掲載)

*一部、年号の数字を算用数字にしております。ご了承ください。
 

冊子 『36年目からの挑戦 外国出身者への支援』 については こちら から

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